OculusQuest技術

OculusQuestでゲームを作る話

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なんだか懐かしい気持ちになり涙が出ます

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トゥーン調のテストをしています。
以下リンクからダウンロードしてやってみてください。

http://hondasoft.com/download/Classmate.apk

実行しても何もイベントはありません。
女の子が一所懸命勉強しているような雰囲気があります。
(本当は企画書を念入りに確認しているシナリオ)
以下、YouTubeを再生しながらでも見てください。

作者としてはこの曲を聴きながら女の子の後ろの席に座って教室を眺めるだけで充分です。
シナリオもイベントもいらないくらい。
高校生の時代に何か置き忘れてきたものを取り返そうとしている・・・
置き忘れてきたものなんて無いはずなんだけど、あの時の日常がこんなにも懐かしく思えるなんて。
映画「Love Letter」を見てからの雰囲気、曲、懐かしい気持ちになります。
もう戻れない寂しさ、でもその時は実際にあった現実。
自分なりの楽しみ方、一回廊下に出て、廊下を歩いて、教室をガラス越しに見る。
女の子が何かをしている。
そのまま気づかれていないようにガラス越しに見続ける。
教室の後ろからそーっと入って、気づいてもらって、振り返って、他愛のない話をして、自分の席はこの子の後ろで。
別に何をするワケでもなくただ座って、教室眺めて。
VRってこんなのでいいんじゃないかなと思った瞬間だった。

本当に、ただ眺めているだけ・・・
それで充分でした。
何か近づくとイベントが起こって・・・というのがゲームというものですが、案外現実には近づいても何もイベントが起こらなかったり、自分の席に座るという事があまりにも当たり前すぎて何もイベントは起こらない。
隣が自分の席じゃないのに突然座ったりした方が非日常で「なんで?」ってイベントが起こったりする。
自分の席の前に女の子がいるのも、そこがその子の席だからそれは当たり前で。
誰もいない教室にいるものだから、「何してるの?」って会話くらいが案外普通だったりする。
だから後ろに座って眺めていることは相手にとって不思議なことでもないのかもしれない。
何も反応しない女の子が本当に自然に見えてきた瞬間でもあった。
この気づき(?)はこのゲームに取り込むべきだと考えているが、今回のこのテスト版でも自分の中では完成と言っても過言では無い。
何かわからない感情に涙が出そうになった・・・

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